フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白(原題:The fog of war

ロバート・S・マクナマラハーバード大学院卒、フォード自動車社長を経て、ケネディ・ジョンソン両政権の国防長官を歴任、世界銀行総裁へと上り詰めた男。アメリカの20世紀を象徴するスーパーエリートが、そのキャリアの光と陰を振り返る。マクナマラの栄光は、まさに戦争の歴史そのものだった。第一次大戦下に産まれ、対日戦争で頭角を現し、キューバ危機を乗り切り、ベトナムで失脚。
「私は生涯を通じ、戦争の一部だった」「私も85才だ。人生を振り返り、いくつかの結論を出してもいい頃だろう」「人は何度でも同じ過ちを犯す。3度ミスをすれば4度目には避けられるかもしれないが、核の時代には、その論理は通用しない」マクナマラは自分の体験を、11の教訓=レッスンと共に語り始める。
監督・製作:エロール・モリス/音楽:フィリップ・グラス/出演:ロバート・S・マクナマラ 公式H.P

監督のエロール・モリス*1は最近「リアル・ピープル」と題した、反ブッシュのテレビCMを製作。こちらは去年、ガス・ヴァン・サント監督やミュージシャンのモービーが参加して注目を集めた「30秒でわかるブッシュ」ビデオコンテストを主催した団体「ムーヴオン」が放映しているそうです。
ヴァージンシネマ 六本木ヒルズで公開中。

*1:エロール・モリス公式H.P http://errolmorris.com/home.html