山内氏の残した詩

「しかし・・・ 福祉切り捨ての時代に」
是枝裕和監督作品(1991/フジテレビNONFIX)を見る

水俣病和解訴訟の国側の責任者だった環境庁のエリート官僚が自殺した。山内豊徳53歳。長年にわたり福祉行政に取り組んできた彼が、なぜ自ら死を選んだのか?現実社会に押し流されていく時代の中で、もがき苦しんだ一人の官僚の生と死の軌跡を辿る−。 
http://204.3.207.212/profile.htm

福祉・環境に理想を貫こうとし、自らを許す事が出来なくなった官僚の自殺。難病に苦しめられ、そこから行政の福祉に苦しめられた下町のホステスの自殺。
そんな二人の死を軸に、周囲を取り巻く人間の証言、生前の肉声を留めたテープ、等を基にした濃いドキュメンタリー。
本作品中で福祉を苦しめる発端とされた中曽根政権といえば、先ほど亡くなったレーガン大統領と同時期に就任してますね。レーガンも福祉切り捨て、大量の国家予算を軍事費に投じてたな。

是枝監督と言えば「誰も知らない-Nobody knows-」*1が、おめでたいですが、
主役の最優秀男優さんが、どうしても「キーチ!!」*2に見えます。5巻の表紙とか似てるなぁ、似てるなぁ。
と思って「柳楽優弥 キーチ」でググってみた

少ねぇな。

*1:公式H.P http://www.daremoshiranai.com/

*2:新井英樹蛭子能収と同じくらい汗だくキャラの多い漫画を描いていると思う