ボムってハニー

滝町画伯作品:鯉

9月17日の日記で記した通り、桜木町駅高架下のウォールペインティング計画を見に行ってきた。
あの壁画の群れは今回の計画のプロデュースを務めるRocco Satoshi氏が30年ほど前に描き始めたもので、彼は旧東横線高島駅→JR桜木町駅間、国道16号線の約1キロを一人で埋めつくしたってのは本当の話。
そのころ産まれた私は、永遠と続く彼の絵はどっかの国の怪しい神様のようで、国道16号線はかなりの恐怖スポットだった。
そっから始まって、まぁ昔はペンキ絵が主流、機関銃持ったメンタムナースとかインパクトあった。そんで、ここ数年はスプレー爆弾主流、高島町側はKAZZ ROCKだらけだ。そんでもって、今のそんな状態を暴力的だと感じたRocco氏は「共通のテーマは、心のPEACE。市民が自由にアートを表現できる場になれば」と一役買って出たそうだ。
今回、再生の対象となったのは桜木町側から紅葉坂までの150メートル、1キロ全部では無い。
で、見に行った感想だが。ゆるい、学校の卒業制作っぽい。
「心のPEACE」と言われれば、そうかねって感じ。ここんとこ同じ様なのばっかりだったから「げぇっ!」って奴と「あらかわいい」って奴の両方が出てくるから活性されるのかもしれない。気に入らねぇ奴は潰しにくるだろう。

昨日完成した滝町氏の壁画は一人だけすんごい大きさ、日本の水墨画チベットのタンカ*1をリミックスした様な画風で、他とは一線を引く迫力と艶やかさでしたよ。
壁画制作は9月30日まで続きます。