「できない」と「やりたくない」は違う。


私生活でも仕事でも、「できません」「できないよ」という言葉を聞く。
まったく分野が違うからなのか、それとも時間が無いからないのか、
はっきりとした理由が明らかであれば納得もできる。
だがまれに「やったことがないから」「ニガテだから」としかこちらが受け取れないことがある。


この場合の「できない」は違う。
それは「やりたくない」のだと思う。


このふたつはまったく違う。


やったことが無いことに取り組み、どうしたら自分ができるようになるのか、
調べ、学び、実行することは、とても楽しい。
はじめてなのだから失敗することもあるだろうが、
経験したことによって、自分ができることが増えていく幸せを実感できる。
もしかしたら得意分野が増えるかもしれない。


その可能性を自分で「できない」といってつぶす。
それは「できない」ではない、「やりたくない」のだ。


その嘘は相手に対して言っているのではない、
自分に対して嘘をついて、ごまかしているのではないか。


「あなたのほうが得意そうだから」
「やったことがありそうだから」
そんな言葉を言われるたびに考える。


そんな嘘をつくな、
自分をごまかして甘やかしているだけじゃないか。
と腹が立つのだ。
やりたくないときは、めんどくさいからやりたくないと言え。